試練かもしれん

lo-tus2011-03-30

桜が咲き始め、3月が終わろうとしています。今月はやはり「1000年に1度」の大地震に、被災地でなくても心が流された感じです。テレビに映し出される被災地の様子は、あまりの状況に、適切な言葉が見つかりませんでした。戦場以上に粉々になった街。そして今「日本を救いたい」と思う人の気持ちの一体感も戦時中以上ではないかと・・・そんな気がします。
しかし人間の想像力はちっぽけなもので、自然はいつもそれを軽々と超えていくものですね。恵みを与えるのも海なら、破壊するのも海。人の力が及ばない、二重人格の神のよう。
一方、人間はわざわざ自分でコントロールできない代物を作ってしまう愚かな動物だということも見せつけられました。今も暴走するフクシマ。原子力という人工の十字架のことも、本当にちゃんと考えなければ。
今、日本は試練の時です。被災地域の方のみならず、自分自身もみんなも、日常を取り戻すために何をすればいいか・・・すべての人が試されています。
甲子園では高校野球の真っ最中。いつもなら勝敗が気になるところですが、今度ばかりは関係ないです。高校生がグラウンドで野球をしているという「日常」だけでホッとした気分になります。「ありがとう」と言いたくなります。