夜のTricolore

実は夜景とかライトアップというものに、僕はあまり感動しない性質だ。そういう人工の光ではなくて、自然光とか、超自然光(別名;サイケデリック極彩色???)なら好きだけど。(笑)
でも一つだけ、家の近所になかなかキュートなライトアップがある。それは関西日仏交流会館。1年に何度かだけ、トリコロールのライトでかざられるのだ。ホントにたまに。いつライトアップをするのかはよく分からないが、きっと何かの記念日に限ってそうしているのだろう。もう少し詳しくフランス文化を勉強したら分かるかもね、Bonsoir。
派手さはないし、特にこれを見物に来る人もいないが、(だからこそ?)僕はこの三色光が気に入った。モダンな建築には、こんなシンプルなライティングが似合う。疲れて帰る夜道でこれに出会うと、「あっ、今日はTricolore!」。なんとなくラッキーな気分になる。ま、そんな他愛のない日常を送っているということだ。

*建物の昼と夜。写真はストロボを光らせてしまったので、ムードが半減しているのが悔しい。

*六月にしてはめずらしく良い月が出ていたので、思わずシャッター。

しかし、僕は世の中に夜があって本当に良かったと思う。もし無かったなら・・・、白日の下、僕の体はきっと溶けていることだろう。その前にみんな正気を失って、もうとっくに世界は終わってるに違いない。