イルカが笑う日

lo-tus2006-08-15


名古屋港水族館に行ってきました。焼けるような暑さと人ごみの熱さ。それとは対照的に水中を優雅に泳ぐ魚たちをみていると羨ましくて、「あーあ、僕も海坊主として生まれていたなら、あっち側の住人だったのに・・・」なんて、そこまで思いつめることはないんですけど・・・。

さほど大きな施設ではないものの、今回一番面白かったのはイルカ君たち。よくある「イルカショー」を久々に観覧。しかし侮る事なかれ。彼らのパフォーマンスがホントに多彩で、手をたたいて喜んでしまいました。ジャンプや輪くぐりは当たり前。陸に上がってのスピンや、またサーフィンのように人を乗せたり、深い水中から人をぐーっと押し上げて一緒にジャンプしたり。そして難度Dのジャンピング・フリスビーキャッチは見事。公園で犬がやっているのとはワケが違う。なぜなら水中から見るフリスビーは、光の屈折で位置や高さを予測するのが、すごく難しいからです。

やはりイルカは知性を持っていますね。いろんな演技ができるから、というわけではなくて、あの目を見ていると、ちょっとドキッとするぐらい深いまなざしをしている。時々笑っているようにも見えるあのまなざし。
ずっと以前ですが、また別の水族館で、僕はイルカから一度だけKissを受けたことがあります。水中からニュッと出てきたその瞬間。多分それが、イルカと恋におちた瞬間でした。

〜彼女(=イルカ)について私が知っている二、三の事柄〜
☆イルカは右の脳と左の脳を交互に眠らせる事ができる。右の脳が眠っている時は左目を、左の脳が眠っているときは右目をつむりながら泳ぐ。一定方向に回転しながら眠るが、この回転方向は北半球では反時計回り、南半球で時計回りに回る。器用だね。僕も片目ずつ眠れる才能がほしい。
☆イルカは高い周波数をもったパルス音を発して、物体に反射した音からその物体の特徴を知る能力を持つ。またイルカ同士、会話をしているらしい。いつか、イルカ語翻訳機が発明されることを期待する。
ギリシャ語で、女神の名はDelphyne、聖地の名はDelphoi、イルカはdelphis。これら3つに共通するdelphは「子宮」という意味らしい。母なる海の守り神、というわけか?