マンガ天国

lo-tus2007-03-05


「マンガばっかり読んでないで勉強しなさい!」なんていうのは、磯野家のカツオ君ならずとも、オカンに言われたことのある人、多いでしょ?しかし、ここではマンガしか読んではいけない。そんなマンガ天国があるんです。

最近オープンした「京都国際マンガミュージアム」を見てきました。廃校になった古い小学校を改装しただけあって、中は図書館のような雰囲気。歩くと廊下が軋みます。黒板の臭いもします。校内の至るところでみんなマンガを読んでます。さすがマンガは日本の誇る文化。それに京都は、日本のマンガ発祥の地なのです。800年以上も昔に「鳥獣人物戯画」が描かれている。あのカエルやウサギ、なかなかいいポーズしてますよね。

今、企画展として「ガンダム展」が開かれています。ところが僕は、ガンダムというものをまともに見たことがない。同世代の友人からはからはずいぶん珍しがられます。思い起こせば少年時代、クラスのアニメ同好会っぽい奴らが熱狂しているのを見て、「けっ」とか思って食わず嫌いしたのでしょう。ちゃんと見ておけば、今頃懐かしい話で盛り上がれたのになあ・・・と、ちょっと後悔。だいたい僕は、子どもの頃はマンガは普通に好きでしたが、何か特別に熱中したとか、買いそろえた経験が実はないんです。大人になってから、ガロとかつげ義春さんなんかには影響受けましたけど・・・。

「マンガばっかり読んでないで勉強しなさい!」という言葉自体に、「マンガ=不真面目なもの」という先入観がある。最近あまり言いませんけど「ロック聴くヤツは不良だ」っていうのといっしょ。マンガだって純文学だって、面白いものは面白いし、そうでないものはそれなりなのだから・・・、同じことです。表現方法がちがうだけで。こうやっていろんな表現が許された読み物に囲まれているというのは、やっぱりこの国、平和だなと思います。

元運動場には人工芝が敷かれ、家族で、カップルで、マンガ三昧。でもマンガは本来、できるだけ狭くて、とっ散らかった部屋で(四畳半とか)、ゴロゴロしながら読みたいものです。あとは、授業中に教科書に隠して読むとか。そういう閉ざされた感じ・・・、それがマンガなのだ。これでいいのだ。

*マンガはともかく、古い学校建築や卒業生の彫刻に感動。