(9) 緑の坂道散歩

ヒマにまかせて、神楽岡から吉田山の辺りを散歩してみた。吉田山は、山とは言うものの、本当はちょっとした丘である。街歩きの軽装でも大丈夫。今はどこへ行っても緑がまぶしい。さあ歩こ。

神楽岡は閑静な住宅街。坂の上の家には何となく憧れる。特別な人が住んでいそうな気がするから。階段を見上げると、あの上には何があるんだろう?とつい好奇心をそそられる。どんどん登りたくなる。壁や階段脇のアイビーがいい感じ。

住宅街を抜けると、林の中の遊歩道に入る。昼でも少し暗い。山道の途中、突如姿を現す「茂庵(もあん)」というカフェがある。むかし誰かの茶苑だった建物をカフェに仕立てたそうだ。文字通り、緑が‘茂る’今時分が、一番居心地いいかも。結構賑わっていた。目下Cafe Lotusのライバル店(??)

吉田山のてっぺんからはこの展望。実は五山送り火の特等席なのだ・・・というのは穴場情報。でも、夏の夜、虫が苦手な人にはおすすめしない。また、頂上付近に唐突に不思議な丸い石の群れを発見。周りは林に囲まれているだけ。この石の目的が謎である。いつ、誰が、何のために!? 幻の古代文明か、キツネの演芸場か、どちらかだと見て間違いないな、多分。(???)

吉田山を下りて、再び住宅街へ。家というのは住む人の個性が現れるもの。木彫りの仏像から、薔薇の花壇まで、こだわりアイテムを激写。

坂のコンポジション。分かれ目には弱い。どっちにも行ってみたい!