Rose in Tideland

lo-tus2006-08-07


テリー・ギリアムの新作「ローズ・イン・タイドランド」を見てきました。「未来世紀ブラジル」は大好きだけど(古い?)、最近はそれほど注目していなかった監督。久々に、ちゃんと向かい合った感じです。
まず登場人物には笑いました。全員、いわゆるイってしまった人ばかり。首だけのバービー人形が友達の少女・ローズ(主人公、演技が素晴らしい!)。父親はドラッグ漬けのロッカーで、「ことぶき」の文字が入ったハッピの着こなしがイカス!そしてローズが迷い込む不思議の国の住人も、負けず劣らず強烈に変な人ばかりです。先が読めない妄想的展開に引きずり込まれます。少女の好奇心は、キケンと隣り合わせなのです。
この映画は現代版「不思議の国のアリス」。しかも悪夢の国のアリス・・・。テリー・ギリアムのパンク精神は健在ですね。