Cool Female Vocal

暑いときは、すごく熱い音楽をかけるか、すごくクールな音楽をかけるか・・・さてどちらでしょう?僕は両方です。熱い音楽といえば・・・70's Soul Musicとか熱帯エキゾ系ラウンジなどが◎。ではクールなほうはと言うと、やはり夕立のあとの風のように涼しげな女性ボーカル。ということで今日は最近のレコード棚から、Cool Female Vocal 2題をレビュー。室温を2度ぐらい下げてくれますよ。クーラーが苦手なもので、重宝してます。

Feist『Open Season』

あの傑作アルバム「Let It Die」から2年。リミックス & コラボ集として生まれ変わりました。原曲が良いので、どういじってもやっぱりいいです。基本はアンニュイなヨーロッパ調フォークロックなんですが随所に聞こえるエキセントリックな音作りは、彼女もパンク、ネオアコなどを通過してきたのだと確信した!プレゼントとして、1曲ジェーン・バーキンとの共演も。

Margo Guryan『Take A Picture』

ソフトロック系を久々に。まずジャケットの趣味が良いです。マーゴ・ガーヤン1968年発表の「メロウ・サイケ」な1枚。儚いウィスパリング・ヴォイスは、ちょっと聴くと憂鬱なフランスギャル。よく聴くと全編サイケ・フレーヴァーに貫かれ、曲も凝っててネジれてて、「ペット・サウンズ」にも通じる世界が。ほんわかビター・スイートでHappy Sadな雰囲気がSo Good、グッとくるので・・・。