Rolling Stone

lo-tus2007-04-02


6位 グッド・バイブレーション/ビーチボーイズ
5位 リスペクト/アレサ・フランクリン
4位 ファッツ・ゴーイン・オン/マーヴィン・ゲイ
3位 イマジン/ジョン・レノン
2位 サティスファクション/ローリング・ストーンズ
1位 ライク・ア・ローリングストーン/ボブ・ディラン

最近「米国の音楽誌 Rolling Stone が選定した最も偉大な500曲」というBSの企画番組を見た。番組ではアンケートによって選ばれた上位100曲を、貴重なライブ映像とともに発表。ポップスヒストリーに残る偉大なミュージシャンの動く姿を見ることができた。時々オーッと声を上げたり、鳥肌が立ったり、泣きそうなったり、また笑えたりと・・・私としたことがいささか興奮気味に、あっという間の二時間半だった。
冒頭に挙げたのは上位6位だが「うーん納得!」という結果。アメリカの音楽誌なのでディランが強いし、ソウル・ブラック系もかなりの割合を占めていた。ランクインの曲数では、ビートルズとエルヴィスがダントツ。そして1、2位はやっぱり“Rolling Stone”。

古い曲だと、曲はよく知っていても実際動く姿を見る事は滅多にない。最近は「YouTube」のおかげでだいぶ情況が変わってきたけど。ライヴ映像のいいところは、スターのオーラが見えること、そして観客も含めて時代の空気が感じられること。

上位100曲のうちほとんどが60〜70年代の曲だった。あらためてあの頃の音楽のパワーはスゴイと思った。最近のバンドでは(といっても少し古いけど)ニルヴァーナが上位に食い込んでいたぐらい。ロックが巨大産業化していく時代の流れを川の流れに例えるなら、上流のほう(60〜70年代)はゴツゴツと個性的な石が多いけど、下流に行くほど(80年代以降)角が取れて小粒になっていく・・・、まあそんな宿命なのかもしれない。ポップスターもやっぱり“Rolling Stone”。


 96位 ジェリー・リー・ルイス/火の玉ロック。立ち上がってピアノを弾くダンディ。

 78位 アイ・フィール・グッド。JBステップは不滅です!

 53位 セックスピストルズ。観客とつかみ合いになりそうな異様なテンション。しばらく忘れていたパンクの精神を思い出した。

 35位 ハートに火をつけて。ドアーズの映像は何度も見ているけど、いつも気になるのは「Fire〜!」のブチギレ具合。

 11位 マイ・ジェネレーション/ザ・フー。ギター壊して煙を出すパフォーマンスも、今見るとちょっと大袈裟で笑える。

 5位 リスペクト。全盛期のアレサの声は超絶。言うことなし。

こうして見ると、あの頃のミュージシャンはみんな強烈な「スタイル」を持ってたんだな〜、と思う。一人1ジャンルみたいな・・・。