S列車で行こう!

lo-tus2007-04-11


最近の電車には「女性専用車両」というのがすっかり定着しました。前から不思議に思っていたのですが、どうして「男性専用車両」はできないのでしょうね?学校なら男子校、女子校と両方あるのに。確かに男性専用車両だと、よどんだ空気に加齢臭が加わり、ラッシュ時でも空いてそうでなので営業的にNGでしょうが。
まあそれはいいとして、電車内の迷惑防止のため、もっといろんな専用車両を作ってみてはどうかとひらめきました。
例えばですよ、不快なヘッドホンの音漏れ対策として、大音量で音楽を聞きたい人を一ヶ所に集める「ヘッドホン専用車両(=ミュージック・トレイン)」。乗客全員ヘッドホン着用で、自分の好きな音楽世界に浸る。車内アナウンスは「どなた様も危険なタテノリにご注意くださ〜い」。でも誰も聞こえない。がんがん踊るヤツがいたり、指揮者になり切るヤツもいたり、かと思うと地べたでメディテーションにふける人も・・・。
それから、周囲に気兼ねなく携帯電話を使え、場合によっては全員電話中で混線模様になるかもしれない「携帯電話専用車両(=もしもし列車)」。電話の相手よりも、隣の人の話し声が気になって反応してしまいそうです。
また朝の限定車両として、忙しいOLなんかが堂々と身支度ができる「メイク専用車両(全面鏡張りなので =ミラー・トレイン)」。
そして、これだけは乗りたくないけど、終電の名物車両として、鼻の赤い酔っ払いお父さんばかりがたむろする「泥酔専用車両(=宵酔い列車)」。電車が揺れてないのに、みんな千鳥足。「今日の電車、やけに揺れるなあ。なんだか酔いそうだよ」「いやー、揺れているのはあなたの理性」「ウコンの力、車内販売しております」・・・

どの車両も見ている分には面白そうですが、乗るのはちょっと・・・、ですよね。
女性専用も含めてですが、「専用車両」ってやつは、なんとも不自然な世界に見えてきました。いろんな専用車両ができても驚かないほど、最近の世の中シュールですけどね。