赤と白

lo-tus2007-12-01


早いものでもう12月。「年末」という言葉の響きに軽い目まいを覚えてしまう今日この頃。この時期になるとそろそろ、今年の「10大ニュース」とか「重大ニュース」なんていう企画が必ず出てきます。ふり返ると、今年は食べものに関するニュースが多かったですね。今までもあったんだろうけど、どうして今年になってこんなにたくさん明るみになったのか?御上の事情は知りませんけれど、中でも特に印象深かったのが「赤福餅」と「白い恋人」の事件。どうして印象深かったかというと、ホラ、ちょうど赤と白でしょ?決してめでたくない紅白で、「赤恥餅」とか「白けた恋人」なんてつまらないダジャレの一つも言いたくなるような事件でした。僕は生まれたのは三重県なので、赤福餅を食べて育ったと言っても・・・それはちょっと言い過ぎですが、いつ食べても「なつかしい味」であることは確か。そういう意味では、幼い頃の思い出まで汚されたようで残念なのです。
しかし両者とも地元を代表する、いや日本を代表するようなお土産物で、とても素晴らしいお菓子なので、ぜひとも信頼回復をしていただきたいと思いまして・・・、そこでひとつ名案を思いつきました。
さっき書いたように、両者は「赤と白」というのがポイントです。そして年末です。年末といえば大晦日紅白歌合戦」。たくさんの人が見ています。今年、これを利用しない手はないのでは?
例えばですよ、紅組応援は「赤福」社長、白組応援は「白い恋人」社長に両チームの応援団長としてご登場いただき、《製造年月日12月31日》の出来たての差し入れを持って登場、全員に振る舞うぐらいのイメージPRをしていただきたい。NHKなので商標は消されていて、それが逆に暗喩的。
司会者:「あれ?いつもの商標が入っていませんね。本物ですか?」
両社長:「味と品質で勝負。商標を一度捨てたつもりで、初心にかえってがんばります!」
と宣言し、最後は割れんばかりの拍手で蛍の光&除夜の鐘・・・。
これで信頼回復と紅白視聴率アップという一石二鳥の名案だと思うのですが・・・このプランは実現可能性が限りなく0に近いのが難点。
はい、無茶を承知で書いたのは、「赤福餅」も「白い恋人」も僕は大好きなので、切なる応援の気持ちの表明と受け止めてください。