手帳

lo-tus2007-12-14


ここ何年か、僕は「ほぼ日手帳」ユーザーです。自由な形式で書き込めるのが便利だし、毎日の格言(?)も退屈な会議の暇つぶしになるというので、いろいろと重宝してます。一旦慣れてしまうと、他の手帳が堅苦しいもののように思え、毎年買う習慣がついてしまいました。
さてそろそろ来年版がほしいと思って、先日京都ロフトに買いに行ったところ、なんと売りきれ。正確に言うと、カバー付きのほぼ日手帳は売られていたのですが、僕は今持っているカバーに入れ替えるための「中身」だけがほしかった。「中身だけ売ってください!」と頼み込みたい気持ちを抑えて引き下がる。しまった、出遅れたか?帰って調べたらネットストアではまだ売られていたので、さっそくそっちに注文しました。
この手帳、年々人気が出ているようで、仕事仲間の間でもずいぶん広がっています。たまたま打ち合わせ相手が「ほぼ日」を持っていたりすると、「あれ?それもしかして、ほぼ日??イヤー実は僕もなんですよ〜」などと、別にどうってことないところで盛り上がったりして。ビジネスの潤滑油にも使える「ほぼ日」・・・なかなかのスグレモノです。
手帳の使い方は人それぞれ。1年かけてカスタマイズしていくもの。見ていると、手帳には人の性格がすごく表れるもんだなと思います。たとえば、カードや名刺なんかをはさんで手帳がパンパンに膨れ上がっている方がいらっしゃったり、昔の小学校の先生みたいな大判の手帳を持ち歩く方がいらっしゃったり、はたまたぎっしりメモに切り抜きなども貼りこんで緻密な「図画工作」をされておられたり・・・。その方の人柄と照らし合わせてみると、ちょと笑ってしまうぐらい「らしい」感じです。今、電子手帳なんてのも出てますけど、手帳だけはアナログのほうが面白いですね。「生活の痕跡」みたいなものがしっかり残るから。
だから、プライバシーにも関わるのでこんな失礼なことは正面切って言えませんけど、本当は「あなたの手帳見せてください!」って、みんなに言いたいぐらい。人がどんな手帳の使い方をしているのか興味があるし、すごく参考になるかもしれないし。それに、たくさん書き込んであればあるほど、そのへんの下手な小説よりはるかに面白いはず。
そのくせ絶対人に見せたくないもの、それは自分の手帳です。べつにあやしいことを書いているわけじゃありませんよ。でもそんなに面白いことも書いてないからね。とにかく手帳を書くのはお風呂に入るのと同じ。どちらも“裸”を見られるのはちょっとね・・・。