(27)鴨川にすわる

lo-tus2008-03-19


2月からずっと忙しく、ぼんやりするヒマも無いような生活が続いていました。もとい、続いています。先日ようやく休日らしい休日があって、ちょっと復活。久々に四条河原町あたりを「街ブラ」しました。あたたかい日だったのでどんどん歩きたくて、これまた久々に鴨川を散歩することに・・・。いやー、まともにお日さまの下を歩くのが、こんな楽しいとは。春がやって来ていることに気付いてなかったのは、この大勢の休日Peopleの中で、なんだ?僕だけだったのか??この前に見た太陽より、確実にまぶしくなっている!
しかしこの鴨川風景も、いつ来ても変わりませんね。八つ橋、京漬物と並び京都の三大名物に数えれられる「鴨川等間隔の法則」。気温に比例してこの間隔はどんどん密になっていきます(これホント)。
この三条〜四条の川沿いは、8割ぐらいは男女のカップルです。あとは女の子同士とかグループが少々。そして稀に、男の子同士肩を寄せて座る姿にも遭遇・・・、すると僕も、別に悪いこともしてないのに無意識に早歩きになったりね。いえいえ、こういう時は「邪魔者扱いされる前に退散」するのがマナーでしょ?はいLove & Peace。
さらに北上して上流へ行くと、また人種の分布が変わってきて、犬の散歩の人、老夫婦、ランナー、サックス吹きなどがゴチャゴチャに混在して、違う世界が開けてきます。そんなわけで、河原は人種のルツボ。でも思い思いのリラックス気分なので、どこかの大国のような争いなんて起きようもない平和の領土です。
さて、この鴨川、川幅はわりと広いのに水量は少なくて、チョロチョロユラユラ流れている川です。もっと雄大な川なら「恵みの川」とか「文明の川」なんてイメージがわくところですが、鴨川の場合はどうも中途半端で、何かそういうロマンに欠けるような気がしています。正直言って、町の景観のアクセントにしかなっていないのでは?しかし、そんな鴨川は、実はどうしようもなく京都的な川だとも思います。なぜなら、あの軟らかい流れは、京言葉のイントネーションを思い起こさせるし、コテコテ派手なものを嫌う京都人の感性に、鴨川の地味な流れはしっくり合っているような気もするし・・・。
まあそんなことはさておき、とにかくキラキラ川面に日差しがきれいでした。