暑中お見舞い申し上げます

lo-tus2008-07-22


★「暑中お見舞い申し上げます」というのは社交辞令ではなく、最近の夏は暑過ぎるので、本当に「お見舞い」の気持ちになります。皆様に対して、そして地球に対して。35度を超える日が続くと、こりゃ体に悪い。特に都会のコンクリートジャングルでは、目まいを起こしたら要注意。そんな時は、太陽が6つぐらいに分身して見えるんだから。


★夜、ようやく涼しくなった頃、グラスに氷を浮かべてウヰスキーを嘗めていると、気のせいか??ひと昔前に比べてやたらと氷が細って無くなっていくのが早い気がします。もしこの氷が北極だったら・・・と想像しながら、グラスの中にも「不都合な真実」を見て取る熱帯夜でした。さっきニュースで見た、水に飛び込む動物園の白熊。アイツが氷の上を一瞬横切りました。


★子どもの頃は、山に近いところで育ったせいもあって、最高に暑い日だって33〜34度ぐらいのものだったと記憶しています(ひと夏に1日か2日)。それでも友達と山を走ったり、川で泳いだりしてたんだから、今思うと信じられないほど元気でした。しかしこれだけ暑いと、今の子どもたちの夏の過ごし方や、過ぎた後の思い出し方も変わるんだろうなと思います。子ども同士の花火とか、夜遊びなんかと同じように、昼間に外で遊ぶことだって十分に危険な遊戯になり得る。クーラーの効いた室内は快適だけれど、夏の臭いが弱い。臭いの深さは、記憶の深さに比例する。


★庭に朝顔があって、毎日少しずつ花を咲かせるのがなかなか楽しいです。毎日咲くこの花も、子どもの頃は「エンドレスサマー」のシンボルでした。ただ、あの頃に比べると、露と共にすぐにしぼんでしまう儚さも観賞ポイントとして加わりましたが・・・。それにしても一気に咲くんじゃなくて、毎日チラホラ咲くところに朝顔の「意地」を感じます。「蔓の螺旋エネルギーAと、蕾の螺旋エネルギーBがそのまま上昇して・・・、すなわち!積乱雲Cを生成する」・・・、イメージ物理学のK教授が、こう教えてくれました。