日本海が呼んでいる

lo-tus2009-01-26


今年も天橋立へ行ってきました。お盆や正月と同じレベルの年中行事になりつつあります。毎年同じ民宿に泊まり同じものを食べ(絶品カニ料理!)、同じように酒を飲んで翌朝やっぱり同じ場所を散策するという黄金の方程式。参加メンバーの中には1年ぶりに会う人もいたけれど、久しぶりというよりもあっという間の1年で、まるで懐かしくない同窓会・・・てな感じです。
なぜこんなに同じことを続けているのか?と問われれば「冬の日本海が呼んでいるから」としか言いようがないんですね。美味しい海の幸と温泉、鈍色の海、雪、文殊堂の線香、海辺のカフェ・・・etc. 寒い土地だけれど、それを補って余りある楽しみがあって、そんなのを含むゆるりとした空気全体が心地よくて、心の中に溜まった毒を抜く「解毒の旅」になっているような気がします。
また参加メンバー全員怠惰な性分で、誰も新しい企画を出そうとしない、というところもやや問題か?最も寒い時期なので、観光といっても妙案が出ず「まあ寒いし、いつもと同じでええやん?」という暗黙の了解があり・・・。いえいえ、継続は力なり。繰り返すこと自体に意味がある!と、前向きに考えられるようになりました。やはり、日本海が呼んでいるに相違ない・・・

(左)温泉浴衣。制服全般嫌いな僕でも、このユニフォームだけはさっそく着替えたくなります。旅の気分を盛り上げる必需品。

(中)Cafe de Pin。ここ数年荒れ模様でしたが、今年は珍しく青空の穏やかな海。飲んだ翌朝のマッタリした日だまり。さて何回欠伸をしたでしょう?

(右)天橋立の砂浜が雪の広場になっていました。ここで毎年、みんなで並んで定点集合写真を撮ることにしています。いつか古いもの順に並べたら、みんなの老い方が分かると思いますが、自分自身が愕然としそうなので、まだまだやる気になりません。