目覚まし

lo-tus2009-07-24

昨日は少し朝寝坊をしてしまい、慌てて身支度をして仕事場に向かいました。こういう朝のバタバタは一日中尾を曳くもので、なんとなく落ち着かずソワソワした日になりました。その夜、「明日こそは寝坊などすまい」と誓い、目覚まし時計をセットしようとすると、どうも時計の様子がおかしい。全然時間が狂ってるじゃないの?よく見ると・・・止まってる。秒針が息を潜め、電池を交換しても、振っても叩いても投げ飛ばしても動かないので、いよいよご愁傷様。「目覚まし時計、眠る」か。いつも人を起こす立場の目覚まし君だって、そろそろ疲れて眠くなったのでしょう。無理もない。そんなわけで朝寝坊の原因は時計が鳴らなかったせいだと判明しました。
いつごろからか記憶は定かではありませんが、目覚まし時計は、すごくアナログなベルの音がするものを、ずっと何代も使い続けています。「チリリリリン!!!」と鳴る、古典的なやつ。電子音の時計や音楽の流れる時計だって売っていますが、やはり選ぶのはベルの音に限ります。なんだか緊迫感があって「起きなければ!」という条件反射を生むにはぴったりの音。夢の世界から帰還するには、やはりああいう非常事態的な音が良いです。第一「早く止めなければ」っていう気にさせる圧力が、あのベルの音には入っているんだから。裏を返せば、それぐらい強制的でないと起きられない、ということか。
過去には、目覚ましではなく、ラジカセのタイマー機能で、音楽を目覚まし代わりに使っていたこともありますが、あまり気持ちのいい音楽を流すとダメですね。やはり基本は「一刻も早く止めたくなる音」。そう考えると、ヘビメタやド演歌を大音量で流すのが、僕の場合は適切ではないかと思われます。ただし朝っぱらからヘビメタ&演歌では、近所の人から人格を疑われること必至なので注意が必要です。
しかし本当は、目覚まし時計なんかに頼る生活のほうが間違ってるんじゃないかと、薄々感づいてはいるんです。理想を言えば明るくなったら自然に起きて、暗くなったら自然に眠る・・・。晴耕雨読で腹八分目。いやはや、今の生活を省みれば、とてつもない理想ですな。