スズメバチのささやき

lo-tus2009-09-05


家の2階の屋根裏の、ややこしいところにスズメバチが巣を作ってしまい、危険と背中合わせの生活を強いられていたので、区役所に依頼して駆除してもらうことに。今時分は蜂の巣作りシーズンだそうで、業者さんが大変混み合いすぐには来てもらえず不安な日々を送っていたのですが、ようやく今日やって来ました。
まるでNASAから来たのではないかと思うぐらいの、宇宙服みたいな防護服をきたおじさんが手際よく処理。屋根裏なので直接撤去が無理だったので、薬品による退治でした。これでようやく安眠できそうです(もっとも、どんな状況でも僕は眠れば、大抵「安眠」ですが)。
刺されれば恐ろしいですが、色とか形とか昆虫として個体だけをみた場合、決して嫌いな虫ではありません。それに蜂は決して自分から攻撃を仕掛けることはないとのことなので、そのへんの人間より平和的かも。
さらに畏敬の念を覚えるのは、あの働きぶり。徹底した集団行動ができるところなんて大したもので(僕は団体行動が苦手でして)、密かに尊敬さえしてしまいます。一見バラバラに動いているようでも、みんなで力を合わせて大きな巣を作るし、無数の働きバチが一匹の女王蜂を延命させるために(種族保存のために)全て死んだりする蜂社会の非情な掟・・・。個別の蜂に命が宿っているのではなく、全体として大きな「いのち」が働いているという感じ。小さな昆虫になぜあのようなことができるのか???「大いなる自然の意志」としか言いようがありませんね。グレ〜ト!
ついでに言うと、蜂の巣なら何といっても一番美しいのは、スズメバチよりもミツバチの巣。整然と並んだ六角形からタラ〜っとハチミツが流れる図なんて、想像するだけでたまりません。幾何学的に完璧で、しかも生々しいときたもんだ。