インスタント・テイスト

lo-tus2011-01-11

大阪・池田にある日清「インスタントラーメン発明記念館」に遊びに行ってきました。チキンラーメンカップヌードルの生い立ちや製造工程が分かり、なかなか勉強になりました。
ラーメンは国民食と言われますが、国内にとどまらず世界中で食べられている国際食です。さらに宇宙飛行士の野口さんも食べた宇宙食ラーメン「スペース・ラム」なども展示してあって、その広がりの広大さが分かります。やっぱり美味いものは説明不要。時空を越えるということでしょうか。
記念館の中に展示される、いろんな時代、いろんな国のインスタントラーメンのパッケージやCMを見ていると、当然ですが無性にインスタントラーメンが食べたくなってきます。それ以外考えられなくなります。実際食べられるスペースもあります。背景を知った後食べると、味わいもひとしお。
でも例えばカップヌードルなら、夜中に小腹が空いた時、深夜のラジオなど聴きながら食べるのが一番美味しいと思うのでした。インスタントラーメンは、もちろんそんなに抜群に美味しいものではないけれど、人それぞれ思い出のシチュエーションがあって、みんなが心の中で美味しい味付けをしているように思います。だからその実力以上に美味しく感じる・・・。

ちなみにカップヌードルは、3位・新幹線、2位・ウォークマンを抑えて「made in JAPAN大賞」1位になっていたことを初めて知りました。確かにあの「カップ」はパッケージでありドンブリであり調理器具であるというすごい発明。発売された1970年代、その横文字の名前も手伝って、ナウなヤングにバカウケしたのは分かります。音楽(ウォークマン)より一歩先に、ラーメンは携帯時代に突入していたのですね。日本がまだ元気だった時代・・・。