江戸川乱歩賞

lo-tus2006-05-22


今日はひとつ、宣伝をさせていただきます。
先週飛び込んできた嬉しいニュース。鏑木蓮(かぶらぎ・れん)さんが『東京ダモイ』という作品で見事、今年の江戸川乱歩賞を受賞されました。おめでとうございます!これに乗じて、ボクも一杯、やってます!
鏑木さんはずっとコピーライターとして活躍されていて、実はボクも以前仕事で、困った時にはいつも助けていただいてたという間柄。今も時々「編集会議」という名の“飲んだくれ会”でお会いします。人を引きつける笑顔と話術がとても素敵な方で、仕事においても人生においても敬愛すべき先輩。なんだか自分のことのように嬉しくなってしまいました。(今度サイン下さい!)
推理作家の方って、持ってる知識がハンパじゃないですね。書くたびに、いろいろリサーチしたり取材に行ったりするんでしょうけど、文系・理系のマニアックなネタから、トリビア10回分は軽く企画できるような雑学まで、知識のデパートみたいです。話していると「勉強になる」を通り越して驚異の世界。目からウロコが落ちすぎて、そのまま刺し身で、ハイいただきます!(??)それに比べてボクなどは、普段どうしてこんなにボーッと過ごしてるんだろう?と思い知らされます。
推理小説の魅力は、何といっても鮮やかなトリックと、その背後にある人間の業(ごう)。一度はまりこめば、なかなか抜け出すことができない知の迷宮。迷いたいというMな願望と、ズバッと謎を解きたいというSな願望、そのせめぎ合いを楽しむべし。ホントのミステリーは“あなたのココロ”。
普段、忙しさにかまけてなかなか思うように本が読めてません。長編などなおさら。いつか、地球の裏側の街に逃避して、じっくり長編ミステリーなど嗜みたいんもんです。もちろんそこは海辺の別荘、年代物のウイスキーでも舐めながら。