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lo-tus2007-09-04

今日、こんな見出しのニュースが配信されていた。
「ロックスター、やはり短命=売れて5年間の死亡率、一般人の3倍」

以下、記事を引用させていただくと・・・
エルビス・プレスリーら、北米と欧州で1956〜99年に有名になったロックやラップなどのミュージシャン100 人の享年や死因を調べたところ、売れてから5年以内の死亡率が、同じ年齢、性別、人種の一般人の約3倍に上ることが分かった。
スターの平均死亡年齢は北米で42歳、欧州で35歳。売れてから3〜25年後では、死亡率が1.7倍だった。ロックスターは短命との印象があるが、数字で裏付ける調査は珍しい。死因のトップはがんで20%を占め、心臓など循環器疾患も14%だったが、酒や麻薬類の過剰摂取が19%、事故死が16%、酒や麻薬類の常習による慢性疾患が8%、暴力の犠牲が6%もあった。(時事通信社


なるほど。今までなんとなくみんなが気付いていたことを統計的に証明してくれたわけだ。特に驚くことではない。それよりも僕が驚いたのは、これから述べる「27」という数字。
この記事を読んで、頭の中ですぐに出てきた名前が・・・、ジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソン、ブライアン・ジョーンズ・・・。なんとこの夭折の天才は、3人とも最後が「27歳」という事実。それから、ジャニス・ジョップリン(僕は聴かず嫌いです)も27だ。あともう一人忘れてはならないのがニック・ドレイク。まさかと思って調べてみると、この人は一つ若くて26歳だった。

単なる偶然といえばそうだけれど、ロックミュージシャンにとって、27歳がどうやら一つのヤマらしい。それは突っ走るための燃料が底を突く年齢かもしれない。自分の体を、魔物に明け渡してしまう年齢かもしれない。若いロックバンドがメジャーで売れて4〜5年たったとき、「頂点」の次の行き場にはそれほどたくさんの選択肢は用意されていない。

上の統計では、死因については病気、事故、酒・ドラッグなどが並んでいたが、僕はそのまま真に受けてはいないのだ。本当の死因は・・・、自分の魂を「伝説」と交換したから・・・というのがもっぱらの噂だ。